化学調味料を使わない。
骨から取る純粋スープにあくまでこだわる。
ギトギト油を入れない。
ともすれば“からから亭のラーメン”は、時代に逆行するアナクロなラーメンのように見えるかもしれません。
でも、そんな“からから亭のラーメン”が、どうして多くの人の舌と胃袋をつかみ続けているのでしょうか?
その秘密は、お客さんの生の声に潜んでいるようです。
立川貴弘さんの場合

 これぞ王道って感じのシンプル&ガツンとくる静かな闘志も秘めたラーメン塩味!
 やっぱ締めは、これしかないでしょ!


経堂駅の南口に住むシステム・エンジニア立川貴弘さん(31)は、最近、仕事でクタクタに疲れた頭と体を、からから亭でまったり飲みながら癒すのが定番コースのひとつになっている。

「からからさんに来てしまう最大の理由は、やっぱ疲れた時は、“あの”焼きギョーザで冷たい生のエビスが飲りたくなるから」味のある豚と白菜メインの野菜をギュッと詰め込んだギョウザは、口の中に放り込むとジュワっと肉と野菜の旨味エッセンスが飛び 出てきて、カラダ中に広がる。

「ギョウザにビールで落ち着くと飲みモードになっちゃいます」という立川さんの定番コースは、ギョーザ&ビール→芋焼酎のロックをジャコあえと韓国風の冷や奴をつまみながらチビチビ。

「カウンターだと、からからのお父さんの話も酒の肴のひとつ。昔、住宅の現場監督をやってらっしゃったとかで、住宅の話が面白いですね。家を持つのはこれからのことなので、いつか役に立つかもしれません・・・」

ほどよい時間が経って、酒と肴と会話の愉しみが最高潮に達すると、立川さんは、今宵のクライマックスがどうあるべきかに想いを巡らせる。

「ラーメン塩味でしめるんです。これは、あっさりしているのにコクがある絶妙の一品。細い麺が上品で、ラーメンというよりは、敢えて“蕎麦ください”と言いたくなる。夜を豊かに締めくくるには欠かせませんね」


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